ティファニーランプ・パンジー16インチ

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ステンドグラスを作っているなら、一度は通る「ティファニーランプ」 ですが、本物は素人目には美しく見えても、作者本人には満足できないもの。 というのも、1900年のパリ万博に出品したパネルの描写が、あまりにも写実的でそれはもう大変素晴らしい作品でした。 が、世間の人達にとってはそれが「当たり前」に見えてしまったようで、それを表現するためにガラスの職工さんと30年間言い争い、ようやく出来上がったものがほとんど評価されず、逆に膨大なガラスのゴミと化した板ガラスを、端材処理として作ったものが好評だったことは、ティファニーにとって大変なショックだったことは言うまでもありません。

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上の画像はティファニーのオリジナルで「本物」です。 端材処理なので本人にとっては完成度の高いものではないかもしれませんが、今となってはもう値段の付けようがないほどの作品でしょうか。 元々写実主義者の画家でもあったわけですが、下の画像がティファニーの真骨頂ともいえる「ヘレングールドの風景」 白樺の幹や木立、鹿に木漏れ日の当たった岩。 そして川面の細波・・・ まぁ、なんとすごい描写をガラスで表現するのでしょうか・・・ これがうけずに端材で作ったランプが好評だったことは、なんとも皮肉な出来事です。

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ティファニーを代弁するなら、「俗世間の凡人たちよ、どこに目をつけているんだい?」ということなのかもしれませんね。 最後にこの作品は25年ほど通って来てくれている蕨市のTMさんの作品です。 今まではほとんど自分でガラスを選定していましたが、今回は何故か私に「ガラスを選んでください・・・」との要望で制作したティファニーランプです。 本物が一番だとは思いますが、この作品もそれに負けず劣らずの素晴らしさ。 レプリカというよりは、本物にも負けない美しい作品ができましたね、完成おめでとうございます~~

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また、その他の生徒さんが作られたステンドグラスを見たいという方は、こちらからどうぞ♪

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