ステンドグラス屋さんのブログ♪ 

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zoom RSS 孔雀のパネル

<<   作成日時 : 2010/08/30 18:02   >>

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さて今日からまた北海道紀行始める予定でしたが、先月に納めた私の作品を撮影してきましたので、それを掲載いたしますのでご覧くださいませ♪ 作品は大宮在住の施主・Tさんが孔雀を以前飼っていたそうで、「それをモチーフとして作れませんか?」との要望で、制作したオリジナルデザインのパネル。 南面の玄関ホールの吹きぬけに納めるので、色の投影が望め空間を華麗に演出してくれるフルアンティークグラスで制作してみました。 まだ今日は陽が高いので、ヒサシに直射光が蹴られて画像としては今ひとつだったかもしれませんが、撮影してきたばかりのホヤホヤ写真をお届けいたします♪

地球という大きな大地に立つ孔雀をイメージし、上の丸いガラスは闇夜の月で背景は風の流れを表現。 茶色の部分は森の木々。 ボーダー(額の部分)は川の流れをイメージして青系でまとめてみました。 使用グラスはもちろん私の大好きなアンティークグラスです。 雄が380ピースで雌が270ピース。 鉛線を当初6mmでと考えていましたが、ピーコックアイ(上尾筒)の部分がそれだと小さくなりすぎて、ガラスが消え入りそうだったので、やむなく5mmと4mm、そして究極の3mmのもので制作しました。 

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鉛線が3mmだとガラスの掛かりが左右0.5mmしかないので、これはもう技術の高さでカバーせざるを得ませんでした。 4mmの鉛線でも掛かりが1mmなので、ルーターを使わず下絵なしで勘で組む私としては究極の匠技でしたねぇ・・・ 出来上がり予定がW478、H1858でしたが、そのどちらも1mmの狂いもなくピッタリ上がったので、まぁ「自分で自分を褒めてあげたい」なんてマラソンの有森さんと同じ気持ちになりました。

今回はサッシが特殊な形状のもので、手前に2cmほどの出っ張りがあった関係で、ガラス屋さんが使う裏技の「イッテコイ」方式で施工してきました。 なので正確な寸法に仕上げなくてはならない難儀なサッシでした。 まぁこういったサッシにお目にかかることはこれで3回目くらいですが、通常のハメ殺し窓なら寸法が2〜3mmくらい違っても大丈夫なんですけど、今回は1mmの狂いもなく仕上げなければならない特殊なサッシ。 まぁ無事に納まってくれたのはいいんですが、サッシに穴を開けたらなんと中がコンクリートになっていて、鉄工用ドリルの刃が穴一発でなまってしまい、サンダーで研ぎながら、研ぎながらの重労働。 

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ドリルの刃を研ぐのは一流の職人さんにならないとできませんが、一応私もドリルを研ぐ技術は持ち合わせていましたので、現場で一回穴を開けては研ぐの繰り返し作業になってしまいました。 これ、ドリルを研げない人だと新品の刃を30本くらい買ってこなくてはならないわけだから、そういう技術を身に付ける必要性を後継者候補生のKくんには大変良いお勉強になったようです。

作品は当初の予算をはるかに上回るものになってしまいましたが、自分が納得できる作品を作らせていただいた施主のTさんには深い感謝をしております♪ 納期を1ヶ月半も遅れてしまいましたがその分喜びも倍増していただけたようで、作者としても満足できる作品になりました。

拡大写真をご覧になりたい方は、写真をクリックして見てください♪ 
また、ステンドグラスの作品を見たいという方は、こちらからどうぞ♪

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