ステンドグラス屋さんのブログ♪ 

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zoom RSS 地鶏のパネル

<<   作成日時 : 2010/04/26 20:38   >>

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今日も引き続き男性群の登場です♪ こちらは蕨市からみえてくれているSGさんの作品。 モチーフはもちろん雄の鶏です。 380枚のガラスを下絵なしで勘で組み込み、しかもルーターをかけずに二年間もかけて完成させた大作です。 フランスやドイツ、イタリアなどのヨーロッパで習ってきた方は、下絵の上で強度的にかなり弱い「突き合わせ」で組む方もいるようですが、これは森勇三氏が編み出した全面ハンダ工法をまた一つ進化させた、「全面ハンダバーレス工法」で組み上げています。 世界で最も技術的には難易度の高いものを、しかも380ピースも組み上げるなんて素人の領域ではありません。 バイクショップを経営している方なんですが、職人芸の域に達している素晴らしい仕上がりですねぇ〜

デザインのモチーフは雄鶏で、鶏を描かせたらこの上ない「伊藤若沖」の作品に習い、上野の東京国立美術館へ観に行き、それを参考に自分なりの味を出せた作品に仕上げましたねぇ・・・♪ 雄鶏(おんどり)は色の投影が見込めるフルアンティークグラスだけを用いたので、直射光が当たると部屋中にそれが映り大変綺麗です! バイクショップの半分をアトリエとして改造し、北西面のガラス窓にセットしてあるので、夕方にはそれが映りこみもう何とも言えぬ空間にウットリしてしまいますねぇ・・・

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画像中は銀座教会での展示会場で撮影したものです。 まぁお見事な作品ですねぇ・・・ 展示会初日にステンドグラスをやっている方なんでしょうか、デザイナーのようなプロっぽい人が「これ、撮影したいんですけどいいでしょうか?」なんてお話もあったぐらいの大作です。 これ、日本のプロでこれだけの作品をルーターをかけずに下絵もなしで組める人は何人いるのでしょうか・・・ 個人的には「5人はいないでしょうね・・・」と言えるぐらい、それほど高い技術が必要な素晴らしい作品です♪

因みにヨーロッパやアメリカの工法では補強のバーがたくさん入ってしまい、見苦しいことこの上ないんですが、私が作った特殊なオリジナル工具を使い、鉛線の芯にギザギザが入っていないものだと、打ち込んだときにガラスが正しい位置に動いてくれます。 が、ギザギザがあるものだとそれが正しい位置に動かないので、ガラスのカットが正確に切れない技術が未熟な方には、ギザギザのある鉛線がむいています。 しかし、それだと強度が出ないので仕方なく補強のバーをつけることになり、素人の人達も含め補強のバーがついているものの方が、バーレス工法(補強バーがないもの)よりも丈夫と勘違いをされるケースも多い話。 

ガラスカットは1/100mm程度の誤差で切らなければ組めなくて、ハンダは全面なので融けやすく非常に高度な技術を要し、しかもデザインの線を順番どおりに読まなければシワだらけになってしまいます。 突き詰めれば素人の方には理解できるお話ではないので、まぁ書くだけ無駄かもしれません・・・ 語弊があるような書き方で恐縮なんですが、それほど奥が深くて難易度の高いものなんだということをご理解していただけると嬉しいです。

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また、その他の生徒さんが作られたステンドグラスを見たいという方は、こちらからどうぞ♪

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